ビジネス実務法務検定2級に合格しました。
先日、ビジネス実務法務検定2級を受験し、一昨日合格通知を受領しました。
備忘録として、受験体験を以下に記載しておきます。
これから受験を検討されている方の参考になれば、幸いです。
1.ビジネス実務法務検定とは
2.受験に至った経緯と資格取得のメリット
3.受験勉強の仕方
4.本番の様子
5.合格後の所感
1.ビジネス実務法務検定とは
ビジネス実務法務検定は、ビジネスパーソンに必要とされる基本的な法律実務知識の有無を検定する制度です(ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト)。
会社員はじめ社会人の方が、習得すべき法律知識を問う試験であり、結構役立つ資格ではないでしょうか。基本的な法律知識だけでなく、より実務的な視点で出題されることも特徴です。ビジネスパーソンにはかなりお勧めの資格といえるでしょう。
2.受験に至った経緯と資格取得のメリット
個人的な法律知識の取得状況として、特許法はじめ知的財産法に関する知識は、ある程度習得できたと考えています(もちろんまだ勉強は必要ですが…)。
一方で、法律全般に関しては、まだ弱いところが多いというのが、実感です。そもそも法律を体系的に学んだことがありません。知財が法律の世界でどの辺にあるのか、どんな特色があるのか、もう一度整理しつつ、法律全般について、勉強したいと漠然と考えていました。
そんな中、ビジネス実務法務検定のテキストを本屋で見かけて、受験を決意しました。
この資格のメリットは、ずばり法律に関する知識を客観的に評価してもらえることでしょう。法律に詳しい、と単に主張するより、この資格を持っているという方が当然分かり易く周囲にアピールできます。
さらに、もちろん勉強を通じて、法律を体系的に学ぶことができます。
いずれも資格勉強全般に言える一般的なことですが。
3.受験勉強の仕方
使ったのは、以下のテキストと問題集のみです。
3級はかなり易しめのテキスト、問題なので、一回テキスト通読、問題集を2~3周で、復習しながらやれば合格できるのではないでしょうか。
実際、3級の合格率はかなり高いようです。
私は、3級の受験を検討していましたが、せっかくなので2級に挑戦してみることにしました。お金ももったいないですし。
使ったのは、3級と同じく、公式テキスト、問題集です。
2級になるとかなりテキストも厚くなり、内容も濃く(マニアックに)なります。
知財に関して言うとかなり突っ込んだところまで、テキストに書いてるという印象でした。(防護標章なんて、知財部員でもどんな制度、要件かきちんと説明できる人は少ないのでは…)
また、3級のテキストを前提に書かれているので、2級からいきなり受験を検討されている方も、3級の内容はきちんと把握しておくことをお勧めします。
以上から2級のテキストについては、網羅的に読むのではなく、問われやすいところを重点的に読むことをお勧めします。
問題集 ⇒ 分からない箇所を復習 ⇒ 問題集
を繰り返すイメージです。
過去問に関しては、直前に解いて実力チェックに使っていました。普段は、法域ごとに問題集を繰り返す方が良いと思います。
あと、2級のテキストは、厚いので分冊して持ち運んでいました。問題集も、過去問だけ切り離してました。塗りつぶしの暗記は、重要なところ、間違いやすいところのみにし、あまり時間を掛けないようにしました。
基本的に、民法、契約などの重要事項を除いて、要件・効果を問われることはないので、みっちり暗記するよりは、その法律の趣旨や基本的知識を押さえておき、明らかに違う枝を削っていけば、正解枝にたどり着く、もしくは絞り込めるはずです。たぶん。
4.本番の様子
かなり時間早め(開始30分くらい前)に行ったと思ったのですが、他の受験者の方が結構着席していて驚きました。年齢層は、思っていたよりも高め(平均40代?)でした。
試験時間はかなり長い(2時間)ですが、たぶん余るので、よく見返しましょう。
特に、配点が3点の方はよくチェックしましょう。
5.合格後の所感
合格すると合格証としてカードが送られてきます。とくに賞状とかはないです。1級の受験をするかかなり微妙なところです。
でも法律全般についてはもう少し突っ込んで勉強したいと考えています。